さいたま市の床下浸水復旧事例|線状降水帯による戸建て浸水(2024年9月)
埼玉県さいたま市
本事例は、2024年9月にさいたま市で発生した線状降水帯による豪雨(内水氾濫)の影響により、戸建て住宅の床下へ雨水が流入したケースです。
短時間に集中した大雨により道路側は一時的に川のような状態となり、玄関框を超えて床上まで水が到達。その際、点検口の隙間から床下へ滴下したほか、基礎の通気口からも雨水が床下へ侵入しました。
床上まで浸水は確認されたものの、水位は比較的低く、内装壁や壁断熱材への被害は認められなかったため、床下部分に限定した復旧対応となりました。
床下点検口から内部を確認したところ、床下全域にわたり雨水が滞留しており、基礎立ち上がり部やコンクリート床面には明確な浸水痕を確認。
排水作業に先立ち、火災保険(水災補償)申請用の記録として水位測定を実施し、その後、被害範囲の詳細な調査を行いました。
本件は自然災害による急激な浸水であったため、排水完了後も床下内部には高い湿気が残留しており、放置した場合には木部の腐朽やカビの発生、臭気の定着といったリスクが高い状態でした。
そこで、汚水を完全に排出した後、床下全域を匍匐前進で確認し、被害状況に基づいた適切な復旧計画を立案しました。
復旧工事では、汚水の応急ポンプ排水(無料) → バキュームによる徹底排水 → 高圧バイオ洗浄による床面洗浄 → 高性能除湿機および送風機による強制乾燥(含水率管理) → 消毒・防カビ処理 → オゾンガス燻蒸による床下空間の浄化・脱臭を、工程ごとに段階的に実施しました。
その結果、基礎および床下木部の含水率が基準値まで低下していることを確認し、水災特有の残存臭気も分子レベルで除去しています。
各工程における写真記録および測定データをもとに、火災保険(水災補償)が適用され、復旧費用の一部を保険金で賄うことができた事例です。
- 被害状況:線状降水帯による内水氾濫で玄関部分及び通気口から雨水が宅内へ侵入し、床下全域が浸水
- 発生原因:2024年9月・埼玉県で発生した集中豪雨により道路側が冠水状態となり床下へ流入
- 建物種別:戸建て住宅
- 特記事項:排水前に水位測定を実施し、保険申請用の記録を取得。火災保険(水災)適用
- 対応内容:汚水排水 → バイオ洗浄 → 強制乾燥(含水率管理) → 消毒・防カビ → オゾンガス燻蒸脱臭
- 工期:排水〜乾燥・消毒完了まで約6日
本事例の復旧工程
水位計測・現地調査
本事例では、排水前に床下点検口からスケールを使用して水位を計測。火災保険(水災補償)申請用の客観的記録として写真撮影を実施しました。その後、床下全域の被害範囲・汚染度・臭気・害虫発生状況を確認し、復旧方針を策定しました。
汚水のポンプ排水
正式依頼後、25mの業務用バキュームホースを床下へ引き込み、床下全域に滞留していた雨水を徹底排水。作業時間は約2時間。表面の水だけでなく、奥部・隅部の滞水まで完全に回収しました。
高圧バイオ洗浄
排水後、特殊バイオ洗浄剤「グランバイオ"プロ"」を使用し、床下専用の高圧洗浄機で床面全体を洗浄。雨水に含まれていた泥・有機物・雑菌を分解・除去し、ユニットバス下の奥まで徹底洗浄を実施しました。
強制乾燥(5日間・24時間連続稼働)
米国製水害復旧専用除湿機(Phoenix DryMAX)と送風機5台を設置し、5日間24時間連続で強制乾燥を実施。含水率計で基礎コンクリート・木部(大引き)の含水率を継続測定し、基準値(15%以下)まで低下したことを確認しました。
消毒・防カビ処理
乾燥完了後、防毒マスクを着用して床下全域に消毒・防カビ剤(EPA認証薬剤X590)を噴霧。カビ・細菌の増殖リスクを根本から抑制し、長期的な再発防止を実現しました。
オゾンガス燻蒸(脱臭・仕上げ)
最終工程として、床下点検口を養生し、オゾンガス発生装置で床下空間全体を燻蒸。水災特有の残存臭気を分子レベルで分解・無臭化し、床下空間の浄化・脱臭を完了しました。
※本事例の全工期:排水〜乾燥・消毒完了まで約6日(床下浸水の場合)
施工風景と作業内容
よくある質問(線状降水帯による床下浸水のケース)
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Q. なぜ雨水だけでも床下清掃・消毒・乾燥が必要なのですか?
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A. 一見きれいに見える雨水でも、線状降水帯による豪雨では 道路上の泥・油分・雑菌・排気物質などを大量に含んだ状態 で床下へ流入します。 そのまま放置すると、カビ発生・木部腐朽・悪臭の定着につながるため、 排水だけでなく洗浄・消毒・乾燥までを一連で行うことが重要です。
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Q. 通気口からの浸水でも、床下全体まで水が回るものですか?
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A. はい。特に内水氾濫が発生すると、通気口から侵入した水は 床下全体へ一気に広がるケースが多く見られます。 本事例でも、点検口付近だけでなく奥部・隅部まで浸水しており、 部分対応では不十分と判断しました。
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Q. 排水前に水位を測っていたのはなぜですか?
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A. 排水前の水位計測は、被害の客観的証拠を残すために行っています。 火災保険(水災補償)の申請では、浸水の深さ・範囲を示す 写真や記録が重要になるため、ポンプ排水の前に必ず実施しています。
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Q. 乾燥は何日くらい行えば十分ですか?
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A. 日数では判断しません。重要なのは含水率です。 本事例では、除湿機と送風機を5日間連続稼働させ、 基礎コンクリート・木部(大引き)の含水率が基準値まで低下 したことを確認してから次工程へ進んでいます。
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Q. 乾燥だけで消毒や防カビは不要では?
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A. 乾燥だけでは不十分です。 浸水後の床下には目に見えない雑菌・カビ胞子が残ります。 本事例では、乾燥後に消毒・防カビ処理を全面に実施し、 再発リスクを抑えています。
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Q. オゾン脱臭はなぜ最後に行うのですか?
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A. オゾン脱臭は仕上げ工程です。 汚水・汚泥・雑菌が残った状態で行っても効果は限定的なため、 洗浄 → 乾燥 → 消毒をすべて終えた後に実施します。 本事例では、オゾンガスにより 水災特有の残存臭気を分子レベルで分解・無臭化しました。
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Q. 線状降水帯による床下浸水でも火災保険は使えますか?
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A. はい、契約内容によっては水災補償が適用されます。 本事例では、調査記録・写真・工程報告を提出し、 火災保険が適用された実例です。 弊社では保険申請に必要な記録作成もサポートしています。
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Q. 同じような豪雨がまた来たら再発しますか?
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A. 浸水経路や敷地条件によります。 本事例では復旧後、床下環境を完全にリセットしていますが、 必要に応じて通気口対策・止水措置のご提案も可能です。 再発防止まで含めてご相談ください。
対応エリア(さいたま市・近隣)
埼玉県さいたま市全域に対応。近隣の川口市・春日部市・越谷市・上尾市・蕨市などもご相談ください。
さいたま市の床下浸水清掃・乾燥・消毒はアクサムへ
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