栃木市の施設宿舎で発生した床上浸水を復旧しました（解体・バイオ洗浄・乾燥・防カビ・消毒）

室内は床上まで水が回り、畳・壁面にカビが拡大。早期の乾燥と衛生処理が必須です。

築年数の経った建物のため、畳下は敷き砂で水平調整されており、浸水の影響でその砂が特有の臭気を発し、高い湿り気を帯びていました。

床材などに多量のカビの発生を確認。使用できない建材は解体、搬出を計画。

床下の被害状況を確認し、作業計画を立案し復旧を開始します。

カビと腐食が顕著な床材、畳、家財を解体、搬出します。

敷き砂を撤去し、床材を解体、搬出します。

床材を解体し床下側溝を清掃できる状態までしました。配管被覆は多量の水を含み腐食しているため剥いて撤去します。

バイオ洗浄液（グランバイオプロ）を使用して床下の汚染を除去していきます。

オゾンガス燻蒸による脱臭作業を行います。弊社で採用する機械はイスラエル製の高濃度オゾン生成機となります。

米国フェニックス社製の除湿機を使用して床下、空間全体の湿度、含水率を下げていきます。

5日間の乾燥期間を経て無事に除湿乾燥が完了しました。含水率も15%まで低下。

米国製X590をミスト状で噴霧し殺菌、防カビ処理を行います。X590は米国EPAに認可された専用の薬剤となります。

置き床（万協フロア）により床下地を作成します。

パーチボードを施工して床材施工を進めていきます。

パーチの上に合板を施工していきます。

今回はクッションフロアによる仕上げとなるため、合板の繋ぎ目が見えなくなるよう隙間をパテで埋めました。

仕上げにクッションフロアを施工、清掃をして床上浸水からの復旧は完了となります。