床下浸水でも火災保険はおりる。
水災・水濡れ補償の条件を専門家が解説
「床下浸水は火災保険の対象外」と思い込んでいませんか?条件次第で保険はおります。大雨などの自然災害には「水災補償」、給排水管の破裂などの設備トラブルには「水濡れ補償」。この記事では、それぞれの条件・申請手順・実例を水害復旧の専門家が解説します。
原因によって使える火災保険の補償が異なります。
原因がわからない → そのまま読み進めてください。両方解説しています。
浸水の原因によって、使える補償が異なります。
→「水災補償」の対象
❶ 床上浸水に該当していた
❷ 地盤面から45cm超の浸水があった
→「水濡れ補償」の対象
❸ 給排水設備の突発的な事故による浸水だった
いずれも正確な判断には専門的な調査が必要です。
床下浸水でも火災保険はおりる【結論と全体像】
結論から言うと、床下浸水でも火災保険がおりるケースは少なくありません。
「床下浸水=保険の対象外」と思い込んで諦めている方が多いですが、実際には浸水の原因によって使える補償があります。大きく分けると次の2つです。
対象の原因
豪雨・洪水・高潮などの自然災害
適用条件
床上浸水 / 45cm超 / 再調達価額30%超のいずれか
床下浸水の場合は火災保険おりる?
基準を満たさないことが多い(ただし45cm超は可能性あり)
「うちは床下浸水だから対象外」「経年劣化と言われた」——そう思い込んで諦めている方が非常に多いですが、専門業者が正確に調査した結果、保険適用に至ったケースが多数あります。
🌧 自然災害が原因の方 → 水災補償の3つの条件
豪雨・洪水・高潮など自然災害による浸水被害は、火災保険の「水災補償」でカバーされます。床下浸水で火災保険を使う場合、以下のいずれか1つでも満たせば対象になる可能性があります。
- 条件① 床上浸水した
ふだん生活している床面よりも上まで水が来た場合。床上1cmでも対象です。 - 条件② 地盤面から45cmを超える高さまで水が来た
床上まで届いていなくても、建物内部への浸水深が地盤面から45cmを超えている場合は対象です。基礎が高い住宅では、床下浸水に見えても45cmを超えていることがあります。→ 45cmの測り方を図解で見る - 条件③ 建物の再調達価額の30%以上の損害が出た
建物の評価額が2,000万円なら600万円以上の被害がある場合。床下浸水だけでこの基準を超えることは稀です。
45cmの基準は外壁の水跡の高さではなく、建物内部への浸水深で判定されるのが原則です。見た目は「床下浸水」でも、正確に計測すると45cmを超えていたケースが実際にあります。
水災補償はあくまで自然災害による浸水に対する補償です。浸水の原因が給湯管の破裂や排水管の外れなど設備トラブルであった場合は、水災補償ではなく「水濡れ補償」が該当します。ご自身の浸水原因が設備トラブルに該当する方は、次のセクション(水濡れ補償)をご確認ください。
🔧 設備トラブルが原因の方 → 水濡れ補償の仕組みと条件
給湯管の破裂・排水管の外れ・トイレ配管の漏水など、住宅設備のトラブルが原因の床下浸水はこちらの補償ルートです。
水災補償のような「床上浸水」「45cm超」の基準がありません。
つまり、床下浸水でも、設備の突発的な事故が原因であれば保険がおりる可能性があります。
- 条件① 保険証券に「水濡れ」が含まれている
火災保険の基本補償に含まれていることが多いですが、プランによっては外れていることもあります。まず保険証券を確認してください。 - 条件② 給排水設備の事故が原因であること
給湯管・給水管・排水管・トイレ配管など建物に付属する給排水設備のトラブルが対象です。 - 条件③ 事故が「突発的」であること
これが最大のポイント。水圧異常で管が破裂した、接続部が突然外れたなど、予測できなかった突然の事故であること。じわじわ進行した劣化は経年劣化として対象外になります。
水濡れ補償の対象になる事故 vs 対象外になりやすい事故
・給湯管が水圧異常で突然破裂
・排水管の接続部が突然外れた
・トイレ配管の清掃口が内圧で飛んだ
・凍結による管の破裂
・パッキンが硬化・変形して少しずつ漏水
・管がじわじわ錆びて滲み出していた
・長期間気づかなかった微量の漏水
・修理を放置していた既知の水漏れ
経年劣化でも火災保険はおりる?判断基準は「管の古さ」ではなく「壊れ方」
水濡れ補償で最も多い却下理由が「経年劣化だから対象外」という判断です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
- ①破損原因の特定には専門的な知識が必要
給排水設備の破損原因を正確に判断するには、修理とは異なる専門知識が求められます - ②管の年数だけでは判断できない
古い管でも壊れ方が突発的であれば保険適用になり得るため、年数だけでなく破損の状況を詳しく調べる必要があります - ③破損原因の詳細調査をしない
壊れた管を見ただけで判断し、破断面の分析や水圧の検証を行わない
破損原因の特定は専門性の高い分野です。アクサムが詳細な調査を行った結果、突発的な事故であることが確認でき、適正に保険適用に至ったケースが複数あります。
火災保険の申請手順(7ステップ)
水災・水濡れどちらの場合でも、申請の流れは基本的に同じです。
被害状況を写真に撮る【最優先】
片付けや清掃を始める前に撮影。水位がわかる写真、被害箇所の全体・アップ、外壁の浸水線(メジャーを当てて高さがわかるように)が特に重要です。
保険証券で補償内容を確認する
→「水災」の記載を確認
→「水濡れ」の記載を確認
保険会社に連絡する
電話では一般的な案内になることもあります。現地調査の結果によって判断が変わることもあるため、まずは連絡を入れておきましょう。
水害復旧の専門業者に現地調査を依頼する
最も重要なステップです。正確な水位計測、被害範囲の特定、原因の分析を行い、保険会社へ提出する詳細な報告書を作成します。この報告書の質が保険適用の成否を大きく左右します。
保険会社へ申請書類を提出する
保険金請求書に記入し、専門業者の報告書・見積書・写真を添えて提出。書類の質が査定結果を左右します。
保険会社の査定・調査を受ける
損害鑑定人が派遣され現地調査が行われます。STEP 1の写真とSTEP 4の報告書が重要な判断材料になります。
保険金の受け取り・復旧工事の開始
査定完了後、保険金が振り込まれます。復旧工事は保険金確定後に依頼しても、並行して進めても構いません。
保険申請で失敗しない写真の撮り方
保険申請で最も重要な証拠は被災直後の写真です。掃除や復旧を始める前に、必ず撮影してください。
❷ 床下の浸水状態
❸ 被害箇所の全体写真
❹ 被害箇所のアップ写真
❺ 破損した設備(水濡れの場合)
❌ 写真を撮る前に復旧作業を始める
❌ 高さの目印なしで撮る
❌ アップだけで全体像がない
❌ 壊れた設備を捨てる
設備トラブルが原因の場合は、上記に加えて破損した設備の写真(破裂した管、外れた接続部など)を必ず撮影してください。壊れた部品も捨てずに保管しておくことが重要です。専門業者が破損原因を分析する際の重要な証拠になります。
床下浸水で火災保険がおりない6つのケース
ここまで床下浸水で火災保険がおりるケースを解説してきましたが、おりないケースも正しく理解しておくことが重要です。事前に知っておけば対策を打てます。
- ① そもそも「水災補償」「水濡れ補償」に加入していなかった
保険料を抑えるために外しているケースは少なくありません。まず保険証券で確認を。 - ② 水災の基準(床上 or 45cm超)を満たしていなかった
ただし「本当に基準以下か?」は専門業者の計測が必要です。 - ③ 浸水の原因が「経年劣化」と判断された
じわじわ劣化した場合は対象外。ただし前述のとおり、「壊れ方」次第で判定が変わります。 - ④ 証拠(被害写真・浸水線)が残っていなかった
片付けの前に必ず写真を撮ってください。写真の撮り方 ↑ - ⑤ 申請期限(3年)を過ぎていた
被害発生の翌日から3年以内に請求が必要です。 - ⑥ 壊れた設備を修理・廃棄済みで原因が立証できなかった
水濡れ補償では破損原因の立証が重要。壊れた管やパッキンは捨てずに保管してください。
上記のうち②③④は、専門業者による正確な調査と報告書で結果が変わるケースがあります。まずは水害復旧の専門業者にご相談ください。
実際に保険がおりた事例
アクサムでは、保険適用の可能性について不安をお持ちの方からのご相談を数多く受けています。ここでは実際に保険適用になった事例をご紹介します。



復旧費用の相場と保険でいくらおりるか
床下浸水の復旧にかかる費用の目安は以下のとおりです。
保険適用になれば復旧費用の全額または大部分がカバーされるケースが多く、自己負担を大幅に抑えることができます。
よくあるご質問
条件次第でおります。床下浸水で火災保険を使う場合、自然災害が原因なら水災補償(床上浸水・45cm超・再調達価額30%超のいずれか)、設備トラブルが原因なら水濡れ補償(突発的な事故であること)が使える可能性があります。
突発的な事故による破裂や外れであれば、水濡れ補償の対象になる可能性があります。水災補償のような45cm・床上の基準がないため、床下浸水でも保険がおりるケースがあります。経年劣化かどうかの判断は専門業者の調査が必要です。
床上浸水は生活している床面より上まで水が来た状態で水災補償の対象です。床下浸水は対象外になることが多いですが、正確に計測すると実は床上だったというケースがあります。
必ずしもそうとは限りません。保険適用の判断基準は「管の古さ」ではなく「壊れ方」です。破損原因の特定には専門的な調査が必要で、詳しく調べた結果、突発的な事故と確認されて保険適用に至ったケースが実際にあります。
まだ可能性が残っている場合があります。専門業者による正確な調査と詳細な報告書をもとに申請することで、適正に保険適用となったケースは実際にあります。
一般的な戸建て住宅で50万〜80万円程度が目安です。アクサムでは床を壊さない独自工法でコストを大幅に抑えられるケースが多くあります。
浸水そのものが保険適用になるケースでは、カビ除去費用も補償に含まれることがあります。
もちろんです。現地調査・お見積もりは無料。保険が適用されてからの正式な工事依頼でも問題ありません。
「保険は無理」と諦める前に、
まずはご相談ください。
アクサムは水害復旧の専門業者として、年間を通じて数多くの床下浸水現場に対応しています。
現地調査・お見積もりは無料。保険適用の可能性も含めて確認いたします。
24時間受付 ・ 全国対応 ・ 現地調査無料
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⚠ 免責事項
・本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品・契約内容に基づくアドバイスではありません。
・火災保険の適用可否は、ご加入の保険商品の内容・被害状況・保険会社の査定により個別に判断されます。最終的な判断は保険会社が行います。
・掲載している費用は一般的な目安であり、建物の構造や被害範囲により異なります。
・本記事で紹介している事例の詳細は実話記事をご参照ください。
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