完全ガイド・火災保険

床下浸水でも火災保険はおりる。
水災・水濡れ補償の条件を専門家が解説

読了目安:約15分

「床下浸水は火災保険の対象外」と思い込んでいませんか?条件次第で保険はおります。大雨などの自然災害には「水災補償」、給排水管の破裂などの設備トラブルには「水濡れ補償」。この記事では、それぞれの条件・申請手順・実例を水害復旧の専門家が解説します。

床下浸水の被害現場でアクサムのスタッフが専門機器を使って調査を行っている様子
📷 実際の現場
床下全体にしっかり潜り、目視で浸水跡がどこまで到達したかを確認。含水率計で目には見えない浸水の痕跡を数値化し、保険適用の可能性を最大限に引き上げます。
この記事を書いた専門家
株式会社アクサム|水害復旧専門企業
日本レストレーション協会(JRES)加盟。年間を通じて数多くの床下浸水現場に対応し、保険適用のサポートから復旧工事までワンストップで実施。正確な調査と報告書で適正な保険適用を実現した実績多数。
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まず、浸水の原因を選んでください

原因によって使える火災保険の補償が異なります。

🌧 大雨・台風・洪水
などの自然災害
→ 水災補償を確認
🔧 給排水管の破裂・漏水
などの設備トラブル
→ 水濡れ補償を確認

原因がわからない → そのまま読み進めてください。両方解説しています。

✦ 結論:床下浸水でも火災保険がおりるケースがあります

浸水の原因によって、使える補償が異なります。

🌧 大雨・台風・洪水が原因

→「水災補償」の対象

床上浸水に該当していた

❷ 地盤面から45cm超の浸水があった

🔧 給排水管の破裂・漏水が原因

→「水濡れ補償」の対象

❸ 給排水設備の突発的な事故による浸水だった

いずれも正確な判断には専門的な調査が必要です。

床下浸水でも火災保険はおりる【結論と全体像】

結論から言うと、床下浸水でも火災保険がおりるケースは少なくありません。

「床下浸水=保険の対象外」と思い込んで諦めている方が多いですが、実際には浸水の原因によって使える補償があります。大きく分けると次の2つです。

🌧 水災補償

対象の原因
豪雨・洪水・高潮などの自然災害

適用条件
床上浸水 / 45cm超 / 再調達価額30%超のいずれか

床下浸水の場合は火災保険おりる?
基準を満たさないことが多い(ただし45cm超は可能性あり)

↓ 詳しく読む →

🔧 水濡れ補償

対象の原因
給排水設備の突発的な事故

適用条件
条件なし(事故が突発的であればOK)

床下浸水の場合は火災保険おりる?
床下浸水でも対象になり得る

↓ 詳しく読む →

床下浸水の2つの原因を比較した写真。左は豪雨による泥水浸水、右は給湯管破損による漏水
📷 左:豪雨による泥水浸水(→水災補償)|右:給湯管破損による漏水(→水濡れ補償)。原因によって使える補償が異なる
💡 重要:自己判断で諦めないでください

「うちは床下浸水だから対象外」「経年劣化と言われた」——そう思い込んで諦めている方が非常に多いですが、専門業者が正確に調査した結果、保険適用に至ったケースが多数あります。

🌧 自然災害が原因の方 → 水災補償の3つの条件

豪雨・洪水・高潮など自然災害による浸水被害は、火災保険の「水災補償」でカバーされます。床下浸水で火災保険を使う場合、以下のいずれか1つでも満たせば対象になる可能性があります。

📋 水災補償がおりる3つの条件
  • 条件① 床上浸水した
    ふだん生活している床面よりも上まで水が来た場合。床上1cmでも対象です。
  • 条件② 地盤面から45cmを超える高さまで水が来た
    床上まで届いていなくても、建物内部への浸水深が地盤面から45cmを超えている場合は対象です。基礎が高い住宅では、床下浸水に見えても45cmを超えていることがあります。→ 45cmの測り方を図解で見る
  • 条件③ 建物の再調達価額の30%以上の損害が出た
    建物の評価額が2,000万円なら600万円以上の被害がある場合。床下浸水だけでこの基準を超えることは稀です。
💡 「45cm」の測り方で結果が変わる

45cmの基準は外壁の水跡の高さではなく、建物内部への浸水深で判定されるのが原則です。見た目は「床下浸水」でも、正確に計測すると45cmを超えていたケースが実際にあります。

▶ 「45cm」の正しい測り方を図解で詳しく見る

床下浸水の現場でメジャーを当てて地盤面からの浸水高さを計測している写真
📷 外壁の浸水線の高さではなく、床下に入って地盤面からの浸水深を正確に計測。床下浸水でも地盤面から45cmを超えていれば水災補償の対象になり得る

水災補償はあくまで自然災害による浸水に対する補償です。浸水の原因が給湯管の破裂や排水管の外れなど設備トラブルであった場合は、水災補償ではなく「水濡れ補償」が該当します。ご自身の浸水原因が設備トラブルに該当する方は、次のセクション(水濡れ補償)をご確認ください。

🔧 設備トラブルが原因の方 → 水濡れ補償の仕組みと条件

給湯管の破裂・排水管の外れ・トイレ配管の漏水など、住宅設備のトラブルが原因の床下浸水はこちらの補償ルートです。

✦ 水濡れ補償の最大のメリット

水災補償のような「床上浸水」「45cm超」の基準がありません。
つまり、床下浸水でも、設備の突発的な事故が原因であれば保険がおりる可能性があります。

📋 水濡れ補償がおりる3つの条件
  • 条件① 保険証券に「水濡れ」が含まれている
    火災保険の基本補償に含まれていることが多いですが、プランによっては外れていることもあります。まず保険証券を確認してください。
  • 条件② 給排水設備の事故が原因であること
    給湯管・給水管・排水管・トイレ配管など建物に付属する給排水設備のトラブルが対象です。
  • 条件③ 事故が「突発的」であること
    これが最大のポイント。水圧異常で管が破裂した、接続部が突然外れたなど、予測できなかった突然の事故であること。じわじわ進行した劣化は経年劣化として対象外になります。
床下で外れた排水管の接続部のアップ写真。水濡れ補償の対象となる突発的な事故の実例
📷 床下で外れた排水管の接続部。このような突発的な破損は水濡れ補償の対象になり得る

水濡れ補償の対象になる事故 vs 対象外になりやすい事故

✅ 対象になり得る例

・給湯管が水圧異常で突然破裂

・排水管の接続部が突然外れた

・トイレ配管の清掃口が内圧で飛んだ

・凍結による管の破裂

❌ 対象外になりやすい例

・パッキンが硬化・変形して少しずつ漏水

・管がじわじわ錆びて滲み出していた

長期間気づかなかった微量の漏水

修理を放置していた既知の水漏れ

経年劣化でも火災保険はおりる?判断基準は「管の古さ」ではなく「壊れ方」

水濡れ補償で最も多い却下理由が「経年劣化だから対象外」という判断です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

🔍 原因の特定に専門知識が必要な3つの理由
  • 破損原因の特定には専門的な知識が必要
    給排水設備の破損原因を正確に判断するには、修理とは異なる専門知識が求められます
  • 管の年数だけでは判断できない
    古い管でも壊れ方が突発的であれば保険適用になり得るため、年数だけでなく破損の状況を詳しく調べる必要があります
  • 破損原因の詳細調査をしない
    壊れた管を見ただけで判断し、破断面の分析や水圧の検証を行わない
⚠ 原因の判断に迷ったら、専門業者にもご相談ください

破損原因の特定は専門性の高い分野です。アクサムが詳細な調査を行った結果、突発的な事故であることが確認でき、適正に保険適用に至ったケースが複数あります。

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水濡れ補償とは?床下浸水で使える「もうひとつの火災保険」経年劣化と突発事故の境界線・実際に保険適用になった事例を詳しく解説

ここまで読んで「うちのケースはどうだろう?」と思った方へ

床下浸水で火災保険が使えるか、無料で確認いたします。

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火災保険の申請手順(7ステップ)

水災・水濡れどちらの場合でも、申請の流れは基本的に同じです。

STEP 1

被害状況を写真に撮る【最優先】

片付けや清掃を始める前に撮影。水位がわかる写真、被害箇所の全体・アップ、外壁の浸水線(メジャーを当てて高さがわかるように)が特に重要です。

▶ 写真の撮り方を詳しく見る ↓

スマートフォンで床下浸水の被害状況をメジャーを当てながら撮影している様子
📷 メジャーを当てて高さがわかるように撮影するのがポイント
STEP 2

保険証券で補償内容を確認する

🌧 自然災害が原因
→「水災」の記載を確認
🔧 設備故障が原因
→「水濡れ」の記載を確認
STEP 3

保険会社に連絡する

電話では一般的な案内になることもあります。現地調査の結果によって判断が変わることもあるため、まずは連絡を入れておきましょう。

STEP 4

水害復旧の専門業者に現地調査を依頼する

最も重要なステップです。正確な水位計測、被害範囲の特定、原因の分析を行い、保険会社へ提出する詳細な報告書を作成します。この報告書の質が保険適用の成否を大きく左右します。

アクサムのスタッフが床下浸水の現場調査をもとに保険申請用の報告書を作成している様子
📷 現場調査の結果をもとに、保険会社へ提出する詳細な報告書を作成
STEP 5

保険会社へ申請書類を提出する

保険金請求書に記入し、専門業者の報告書・見積書・写真を添えて提出。書類の質が査定結果を左右します。

STEP 6

保険会社の査定・調査を受ける

損害鑑定人が派遣され現地調査が行われます。STEP 1の写真とSTEP 4の報告書が重要な判断材料になります。

STEP 7

保険金の受け取り・復旧工事の開始

査定完了後、保険金が振り込まれます。復旧工事は保険金確定後に依頼しても、並行して進めても構いません。

📝
床下浸水で火災保険を申請する方法|電話から入金までの全手順各ステップの詳細・必要書類・注意点をさらに詳しく

保険申請で失敗しない写真の撮り方

保険申請で最も重要な証拠は被災直後の写真です。掃除や復旧を始める前に、必ず撮影してください。

📸 必ず撮るべき写真
❶ 外壁の浸水線(メジャーを当てて
❷ 床下の浸水状態
❸ 被害箇所の全体写真
❹ 被害箇所のアップ写真
❺ 破損した設備(水濡れの場合)
⚠ やってはいけないこと
❌ 写真を撮る前に外壁を掃除する
❌ 写真を撮る前に復旧作業を始める
❌ 高さの目印なしで撮る
❌ アップだけで全体像がない
❌ 壊れた設備を捨てる
保険申請用の被害写真のNG例とOK例の比較
📷 左:保険申請に使えない写真(暗い・ピンボケ・高さ不明)|右:使える写真(明るい・メジャーで高さ表示)
📌 水濡れ補償の場合の追加ポイント

設備トラブルが原因の場合は、上記に加えて破損した設備の写真(破裂した管、外れた接続部など)を必ず撮影してください。壊れた部品も捨てずに保管しておくことが重要です。専門業者が破損原因を分析する際の重要な証拠になります。

📷
床下浸水の被害写真の撮り方|保険申請で失敗しない撮影ポイント具体的な撮影テクニックを写真つきで解説

床下浸水で火災保険がおりない6つのケース

ここまで床下浸水で火災保険がおりるケースを解説してきましたが、おりないケースも正しく理解しておくことが重要です。事前に知っておけば対策を打てます。

❌ 火災保険がおりない主なケース
  • ① そもそも「水災補償」「水濡れ補償」に加入していなかった
    保険料を抑えるために外しているケースは少なくありません。まず保険証券で確認を。
  • ② 水災の基準(床上 or 45cm超)を満たしていなかった
    ただし「本当に基準以下か?」は専門業者の計測が必要です。
  • ③ 浸水の原因が「経年劣化」と判断された
    じわじわ劣化した場合は対象外。ただし前述のとおり「壊れ方」次第で判定が変わります。
  • ④ 証拠(被害写真・浸水線)が残っていなかった
    片付けの前に必ず写真を撮ってください。写真の撮り方 ↑
  • ⑤ 申請期限(3年)を過ぎていた
    被害発生の翌日から3年以内に請求が必要です。
  • ⑥ 壊れた設備を修理・廃棄済みで原因が立証できなかった
    水濡れ補償では破損原因の立証が重要。壊れた管やパッキンは捨てずに保管してください。
💡 「おりない」と言われても、まだ手はあります

上記のうち②③④は、専門業者による正確な調査と報告書で結果が変わるケースがあります。まずは水害復旧の専門業者にご相談ください。

床下浸水で火災保険がおりない6つの理由と、それでも諦めない対処法正確な調査で適用になったケースを詳しく解説

実際に保険がおりた事例

アクサムでは、保険適用の可能性について不安をお持ちの方からのご相談を数多く受けています。ここでは実際に保険適用になった事例をご紹介します。

床下浸水の復旧ビフォーアフター。左は泥水で汚染された床下、右はアクサムによる洗浄・乾燥・消毒完了後
📷 実際の復旧事例:左が被災直後、右がアクサムによる復旧完了後
集中豪雨で床下浸水した現場の写真。水災補償で60万円の保険金がおりた事例
🌧 集中豪雨による浸水
地盤面から45cm以上の浸水認定
正確な水位計測で床上浸水に該当していたことが判明。
給湯管破損による床下浸水の現場写真。水濡れ補償で80万円全額カバーされた事例
🔧 給湯管破損による浸水
他社で経年劣化判断
弊社の詳細調査で保険適用(自己負担ゼロ)
排水管外れによる床下浸水の現場写真。水濡れ補償で50万円の保険金がおりた事例
🔧 排水管外れによる浸水
狭すぎて他社で断られ、さらに保険は使えないと思っていた
当社は作業可能で、保険も適用に
📖
「床下浸水は保険おりない」が「保険おりた」に変わった実話3例3つの実話を施工写真つきで詳しく紹介しています

復旧費用の相場と保険でいくらおりるか

床下浸水の復旧にかかる費用の目安は以下のとおりです。

おすすめ
床を壊さず復旧(アクサム工法)
50万〜80万円
排水・洗浄・乾燥・消毒・防カビ処理を含む。工期約1週間
床を解体して復旧(一般的な工法)
150万〜300万円
床の解体・復旧費用が加算。工期1〜2ヶ月
消毒・乾燥のみ
10万〜30万円
軽度の浸水の場合
アクサムのスタッフが床を壊さずに専用機材で床下の排水・乾燥・消毒を行っている施工写真
📷 アクサム工法では床を壊さずに復旧。専用機材で排水・乾燥・消毒を行い、工期も大幅に短縮

保険適用になれば復旧費用の全額または大部分がカバーされるケースが多く、自己負担を大幅に抑えることができます。

💲
床下浸水で火災保険はいくらおりる?金額を左右する3つの要因保険金の目安を知りたい方はこちら

よくあるご質問

❓ 床下浸水で火災保険はおりますか?

条件次第でおります。床下浸水で火災保険を使う場合、自然災害が原因なら水災補償(床上浸水・45cm超・再調達価額30%超のいずれか)、設備トラブルが原因なら水濡れ補償(突発的な事故であること)が使える可能性があります。

❓ 給排水設備の漏水で床下浸水しました。保険は使えますか?

突発的な事故による破裂や外れであれば、水濡れ補償の対象になる可能性があります。水災補償のような45cm・床上の基準がないため、床下浸水でも保険がおりるケースがあります。経年劣化かどうかの判断は専門業者の調査が必要です。

❓ 床下浸水と床上浸水の違いは?

床上浸水は生活している床面より上まで水が来た状態で水災補償の対象です。床下浸水は対象外になることが多いですが、正確に計測すると実は床上だったというケースがあります。

❓ 「経年劣化だから保険は無理」と言われました。本当ですか?

必ずしもそうとは限りません。保険適用の判断基準は「管の古さ」ではなく「壊れ方」です。破損原因の特定には専門的な調査が必要で、詳しく調べた結果、突発的な事故と確認されて保険適用に至ったケースが実際にあります。

❓ 保険の適用が難しいと言われました。もう無理ですか?

まだ可能性が残っている場合があります。専門業者による正確な調査と詳細な報告書をもとに申請することで、適正に保険適用となったケースは実際にあります。

❓ 復旧費用の相場はどれくらいですか?

一般的な戸建て住宅で50万〜80万円程度が目安です。アクサムでは床を壊さない独自工法でコストを大幅に抑えられるケースが多くあります。

❓ 床下浸水後にカビが発生しました。保険は使えますか?

浸水そのものが保険適用になるケースでは、カビ除去費用も補償に含まれることがあります。

❓ 相談や見積もりだけでも大丈夫ですか?

もちろんです。現地調査・お見積もりは無料。保険が適用されてからの正式な工事依頼でも問題ありません。

「保険は無理」と諦める前に、
まずはご相談ください。

アクサムは水害復旧の専門業者として、年間を通じて数多くの床下浸水現場に対応しています。
現地調査・お見積もりは無料。保険適用の可能性も含めて確認いたします。

24時間受付 ・ 全国対応 ・ 現地調査無料

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⚠ 免責事項

・本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品・契約内容に基づくアドバイスではありません。

・火災保険の適用可否は、ご加入の保険商品の内容・被害状況・保険会社の査定により個別に判断されます。最終的な判断は保険会社が行います。

・掲載している費用は一般的な目安であり、建物の構造や被害範囲により異なります。

・本記事で紹介している事例の詳細は実話記事をご参照ください。

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