原様邸の水害復旧工事
【洗濯機配管からの漏水による床下浸水】

当該物件の漏水による床下浸水の全ての原因はこの洗濯機排水配管が外れてしまっていた事によります。

点検口を開けると長期間溜まって腐敗した汚水とカビの匂いを感じます。

ウェットスーツ、各種保護具を着用して汚水の中に潜り込みます。

トイレ下の基礎部分にも汚水の溜まりを確認。

漏水箇所である洗濯機したは被害が最もひどく、カビと悪臭が立ち込めていました。

廊下床下に貯まる汚水の中を進んで更に奥へ

玄関へと続く５m程の廊下床下の奥まで汚水が溜まっています。

リビング下にも全面、広範囲に亘って汚水が貯まっています。

和室下の確認を行うため畳を上げて床材を剥がします。

和室下は汚水は引いていましたが、乾いた汚泥が蓄積していました。

スクレイパーを使用して汚泥をかき出します。

床下の害虫の死骸も集めて搬出します。

虫の死骸を媒介して菌や、餌として更なる害虫発生を招きます。徹底的にかき集めます。

ポンプを使用してある程度の水位になるまで汚水を排出します。

残った汚水やカビをバキュームで吸水します。

体をねじらせながら細く狭い空間にも進んでいきます。

汚水を排出しても基礎部分に真っ黒なカビが染み付いています。

バイオ系洗浄液を使用して高圧洗浄をしていきます。

当社が採用するグランバイオプロは消臭と除菌に特化した洗浄液です。

高圧洗浄機では洗えない部分をブラシを使用して手洗いで洗浄します。

バキュームを使用して洗浄水を排出します。

洗浄後の基礎面は見違えるほど綺麗になります。

当該物件は洗濯機排水の漏水のため匂いがとてもきつく、通常は作業完了後に行うオゾン脱臭を前倒して１回挟みます。

乾燥用の送風機を設置して乾燥を行います。

米国ドライアズ社製の床下乾燥専用の送風機も導入しております。

外部の乾燥した暖かい空気を送り込みます

床を剥がしてある和室の床下は乾燥が早いです。

最も被害がひどかった洗濯機下もご覧の通り床下は白く輝いています。

汚水がプール状に貯まっていた廊下も綺麗になりました。

5mほど続く廊下床下のも奥まで綺麗に復旧されています。

広範囲に貯まっていた汚水も無くなり綺麗な床下に戻りました。

カビがひどかった箇所全面に業務用の殺カビ材を塗り込みます。

薬剤を噴霧して除菌と消臭を行います。防カビ性能を含む薬剤を使用します。

噴霧忘れ箇所の無いように注意しながら全体に噴霧します。

消臭作業の仕上げとなるオゾン脱臭を行い、床下の悪臭は完全に無くなりました。

床下収納の支えに使われていた材木が、カビと汚れにより傷んでいました。

当社はリフォーム工事も行なっているため、このような大工工事にも対応可能です。

支えを頑丈で湿気に強いコンクリートに変更しました。

乾燥前の床下の湿度は63％と非常に高いです。

乾燥後は30％前後まで低下。基準をクリアです。

乾燥途中の床下の基礎の含水率は20〜30％と高いです。

乾燥後の床下の基礎の含水率はLo表示となり、基準クリアです。

測定器で基準クリアを確認後、機材を撤収して復旧完了となりました。